表情恐怖の症状の内容と、その克服方法について

多汗症に関連する神経症の症状として、表情恐怖も多く見られるものだと思います。

表情恐怖というのは人と話をしている時に自分の表情がひきつってしまうとか、ピクピクしてしまうということで悩んでいる状態を言います。

特に笑った時に笑顔が引きつってしまうと悩む人が多いものなのです。

そして、このために、笑顔の場合の引きつりに限定して笑顔恐怖症と言われることもあります。

ただ、いずれの場合も、自分の顔の表情が変で、このために相手から変に思われたり嫌われてしまうと感じてしまうものなのです。

そして、表情恐怖の場合も、顔の引きつりなどと同時に汗をかくことも多いものなのです。

しかし、表情恐怖に悩んでいる時は、汗をかくことよりも顔が引きつることが周りの人から変に思われると感じているものなのです。

このため、汗の方は気にならないものなのです。

逆に多汗症に悩んでいる時でも同時に顔が引きつることがありますが、この場合は、表情の方は気にならないものなのです。

いずれにしても、表情恐怖の場合も、森田療法の考え方を身につけていく中で、顔が引きつることに対する「とらわれ」が薄れてくることで、少しずつ症状が改善してくるものなのです。

ただ、このためには、ある程度の時間をかけて森田療法の学習をし、森田の考えを身につけていくことが必要になってきます。

つまり、精神科や心療内科の薬を飲めば、これですぐに治るという単純なものではないと言えるのです。


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